1. 耐震対策

❶ パイルド・ラフト基礎を採用

兵庫県南部地震での長尺杭の被害などから支持杭基礎に替わる合理的な基礎形式として開発、実用化された新技術です。直接基礎と杭基礎の併用形式で、杭(パイル)と直接基礎(ラフト)の両方の支持力を期待できるので、建物の安全性が向上します。

❷ 耐震設計基準

震度6弱から震度7の「極めて稀に発生する非常に強い地震」でも、建物の倒壊や崩壊などを起こさない構造設計を実施しています。その内容については国土交通省の大臣認定による構造評定を受けており、安全性の評価を得ています。

❸ CFT(鋼管コンクリート)構造

地上部分の架構は、柱にコンクリート充填鋼管柱、梁に鉄骨造を採用し、靱性と耐力を有する構造としています。

パイルド・ラフト基礎

パイルド・ラフト基礎

CFT(鋼管コンクリート)構造

CFT(鋼管コンクリート)構造

❹ ハニカムダンパシステム(制震システム)

地震力を低減するハニカムダンパシステムを採用。ビル内に合計600台設置しています。
壁や梁などの構造躯体にハチの巣状の孔を開けた鋼板を組込み、建物の揺れに伴う歪みを吸収させます。
ダンパが地震力を引き受けることによって建物本体の損傷を防ぎます。
地震による揺れを約30%低減し、震度5以上の大きな地震に特に効果を発揮します。

❺ RDMS(リアルタイム地震防災システム)

建物内に設置した震度計の観測結果をもとに、建物に対する地震の影響を即座にシミュレーションできるシステムを設置。地震発生後の建物機能の早期復旧に寄与します。
地震発生の情報は入居者(事前に配信を希望される方)へメールを自動配信します。

ハニカムダンパー(制震システム)

ハニカムダンパー(制震システム)

RDMS(リアルタイム地震防災システム)

RDMS(リアルタイム地震防災システム)

2. 停電対策

非常用発電機(1,500KVA)は重油・都市ガス併用式を導入し、防災機器・保安照明・給排水ポンプ・非常用エレベーターの運転が可能となります。
(都市ガスの供給時は連続運転可能。都市ガスの供給が停止し、重油で運転の場合は、約13時間の運転可能)
災害時に強い都市ガスを使用するCGS(コージェネ)を導入し、広域停電が発生した際、CGSによる発電電力(920KVA 2台)を建物内へ供給します。
共用部電源(照明・エレベーター・防災機器等)及び入居者へ8VA/㎡相当の電力(テナント様費用負担の工事が必要)を供給し業務継続を可能とします。

※都市ガスは東日本大震災、阪神・淡路大震災クラスの大地震が発生した場合にも、供給停止することはほとんどない耐震性の高い中圧導管で供給されています。

CGS(コージェネ)

CGS(コージェネ)
都市ガス 920KVA2台設置

災害用分電盤

災害用分電盤
1フロア南北2ヶ所設置

3. 水防対策

地下駐車場出入口に水防シートを設置。(2015年3月設置)地下駐車場への浸水を防ぎます。
建物内への浸水防止のため建物1階の開口部へ吸水土嚢の設置計画を構築済みです。

水防シート

水防シート 引き上げ設置状況

吸水土嚢

(左)吸水土嚢 吸水前 厚さ 2mm 重さ 400g

吸水土嚢

(右)吸水土嚢 吸水後 厚さ 15cm 重さ 20kg

4. 防災用井戸

防災用井戸を設置(2015年3月設置 深さ50m 毎時5,500ℓ汲み上げ可能)しており、トイレ洗浄水として利用できます。災害時に断水した際には、防災用井戸水及び貯留した雨水を利用し、トイレの使用を可能とします。
また、防災用井戸水を飲料水として使用できるように浄水器を導入しており、配布用に緊急用給水袋を配備しています。
(毎時500ℓ浄水可能、連続運転可能)

防災用井戸

防災用井戸

井戸水浄水器

浄水器

緊急用給水袋

緊急用給水袋

5. 非常用簡易トイレ

トイレ洗浄水については停電時には非常用発電機からの電力供給が可能であり、断水時には防災用井戸水の供給が可能であるため、停電時、断水時にも通常どおり使用できますが、万一に備えて非常用簡易トイレ(通常便器で使用する使い捨てのもの)を配備しています。(配備処理袋数 30,000枚=UDX在館人員の約1日分)

非常用簡易トイレ(保管状況)

非常用簡易トイレ(保管状況)

非常用簡易トイレ(処理袋)

非常用簡易トイレ(処理袋)

6. 災害時の情報収集

5階エントランスにデジタルサイネージを設置(2015年10月設置)しており、災害発生時にはNHKの緊急非常放送を放映します。また、通常、秋葉原UDXのテレビ視聴はケーブルテレビ会社の管路・架空配線ケーブルを経由したものであるため、災害発生時等に断線、通信不良が起きた場合には、視聴できなくなります。
その対策として、災害用のテレビ共聴アンテナを屋上に設置済みであり、切替器(スイッチ)での切替で地上デジタル放送の視聴を可能としています。

デジタルサイネージ 5階エントランス設置

デジタルサイネージ 5階エントランス設置

災害用のテレビ共聴アンテナイメージ

災害用のテレビ共聴アンテナイメージ

7. エレベーター備蓄ボックス

震災や故障などでエレベーター内に閉じ込められた際に対応する備蓄ボックスをオフィスエレベーターに配備しています。
備蓄品セット内容:非常用飲料水、非常用食料、ラジオライト、トイレキット、ホイッスル、ブランケット(防寒用/トイレ用)、マスク

エレベーター備蓄ボックス(配備状況)

エレベーター備蓄ボックス(配備状況)

エレベーター備蓄ボックス(本体カバー取り外し時)

エレベーター備蓄ボックス(本体カバー取り外し時)

8. 帰宅困難者の受け入れ

千代田区からの要請で、災害発生時には2階アキバ・スクエアに帰宅困難者の受け入れを行います。(2階アキバ・スクエア未使用の場合)
帰宅困難者用の非常用食料、飲料水を地下1階倉庫に配備しています。(500人の3日分)
また、災害時特設公衆電話を5台設置し無料で通話可能とします。(国際電話も可能)

2階 アキバ・スクエア

2階 アキバ・スクエア

災害時特設公衆電話

災害時特設公衆電話

9. 災害救援自販機の設置

ベンダー会社との契約により、地震等の大規模災害時に無停電で飲料(缶、ペットボトル)の提供ができます。
(共用部に設置の自販機:計46台)

災害救援自販機

災害救援自販機

10. AEDの設置

AED(自動体外式除細動器)を以下の場所に設置しております。

  • 1階 防災センター前
  • 2階 アキバ・スクエア内
  • 2階 アキバ・イチ内
  • 4階 ギャラリーネクスト前
  • 5階 オフィスロビー内
  • 6階 総合管理事務所前
AED(自動体外式除細動器)

AED(自動体外式除細動器)

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